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タイ語の発音を極めよう(6)子音について(4)

前回に引き続き発音の最難関「子音」の発音です。全部で20ありますので今回は15-20まで(下記赤字)の5つの発音を取り上げます。

今回で子音1つ1つ見ていくのは最後となります。

今回は「r」と「l」の違いと「wua」と「ua」の違いが難しいです。

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ข ค ฆฉ ช ฆซ ศ ษ สญ ยฎ ดฏ ฒ ตฐ ฑ ถ ท ธ
kkhgjchsydtth

 

11121314151617181920
ณ นผ พ ภฝ ฟล ฬห ฮ
nbpphfmrlwh

 

16「m」の音

日本語で言う「ま行」の音で日本人にとって特に難しい発音ではありません。有気音や無気音等も気にする事なく作業の発音それば問題ありません。

17「r」の音

英語で言う「r」の発音です。舌先をどこにもつけずに舌の付け根の左右を口内上側につけてから「ら」、再度舌先をどこにもつけずに舌の付け根の左右を口内上側につけてから「り」という風に繰り返します。「ゥラァ」みたいな感じで聞こえます。

最近のタイ語ではではあえて「r」の発音をしないという口が楽な口語が好まれており、あまり「r」の音が聞こえない事も多いです。

例えば日本語の「〜です」にあたる「krab」という単語。タイ語の挨拶を無理やり日本語で書くと「サワディークラップ」となりますが、普段人が話しているのを聞くと「サワディーカップ」といういう風にあまり「クラップ」とは聞こえません。

ただし舌自体は「r」の音を出すための位置をたどっているので丸々「r」を無視しているというわけでもないようです。またニュースなどでは正確な発音を重視するためかあえて「r」を強調して巻き舌にして発音している事も多いです。

日本語にはない音なのでこれも練習が必要ですが、これを覚えると英語の「L」「R」の区別もつくようになりますのでぜひ練習してマスターしてしまいましょう。

18「l」の音

英語で数「l」。エルの音です。先ほどの「r」と共に日本語にすると「ら行」となるため聞き分け言い分けが必要になります。

これは舌先を上の前歯の後ろにつけてから「ラ」再度舌先を上の歯前歯の後ろにつけて「リ」、同様に舌を動かしてから「ル、レ、ロ」と続けてみてください。とても舌ったらずな感じの「らりるれろ」になるかと思いますが、これが「l」の音になります。

またこの「l」も「r」同様、単語の中側に出てきた場合は発音が省略されやすい傾向があります。ただし舌の位置は意識して正しい位置にしておいた方あ良いです。

有気音と無気音よりも「L、R」の方が聞き分けもしやすいでしょう。

19「w」の音

日本語で言う「わ行」の音です。ただし日本語は「わをん」という風に「wi wu we」の音がなくなってしまっています。旧仮名遣いであれば「ゐ(wi)、ゑ(we)」という文字があった所です。

特に「wu」に関してはもともと日本語にもなかった音でありながらタイ語では正確に音を発音します。例えば牛「วัว wua」ですが、これは「อัว ua」ではありません。

私はこの違いがわからずタイ人に注意された事があるので確かです。

「wua」の音の際は唇を丸めて前に出しており、その際に唇が震えます。通常の「ua」ではほとんど唇の震えからくる音がありません。

なかなか説明が難しい所ではありますが、タイ人に何度も聞いてもらいながら自分の感覚をつかんでいただければと思います。

20「h」の音

日本語の「は行」と同じ方法で発音できるのであまり難しくありません。ただし15番の「f」の音と混同しないように気を付けましょう。

子音発音のまとめ

これで子音も全ての解説を終えました。とにかく練習あるのみです。発音に関してはどうしてもタイ人の助けが必要になってきます。効率よく進めたい場合は1対1のプライベートレッスンをお勧めします。もしくはタイ人の恋人、友人、従業員、ドライバーさん、お手伝いさん、を相手に練習しても良いでしょう。

どんどん聞いてもらって発音を修正していきましょう。

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