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1. タイ語の子音字44文字の形を覚えよう。タイスタ特製、書き順付きの無料練習帳付き。

サムネイル_子音字の形タイ文字入門講座

前回のタイ文字講座まえがき:タイ文字の勉強を始めよう。で、タイ文字の形をざっくりとみてきましたが、今回は実際にタイ文字を書いてタイ文字の形に慣れていきましょう!


ネット検索で直接このページに来た人はぜひ「はじめに、初学者の方へ。」のページから読んでいただければと思います。

そこでは「タイ語マスターまでのロードマップ」や、「タイ語をマスターするまでに、まず何をすべきか」をまとめています。

なおタイ文字講座の目次はこちらです。


 

だいさん
だいさん

じゃあ、早速タイ語文字の勉強を始めましょう!

ブルー
ブルー

でも、何から勉強すれば良いのかなぁ?

だいさん
だいさん

それは、そうだよね!まずは、毎回その章での目標を掲げておくね!

 

今回の目標

今回の目標は下記3つです。

1. 実際に書いてみて子音文字44字の形と馴染みになる
2. 子音文字44文字は順番が決まっていると覚える
3. 子音字1字1字の文字を説明するために、決まった名詞がセットになっていると覚える

 

タイ語子音文字44文字とは

タイ文字の勉強を始めて初めに覚えるのが子音字44文字です。

「コー・カイの表」と言えば、頭に浮かぶ方もいらっしゃるかも知れません。

ブルー
ブルー

後悔?

タイ語だと พยัญชนะไทย 44 ตัว (phá yanchaná thai sìi sìp sìi tua)と言いますが、これはタイ人にとっても非常になじみがある表で、みんなこの表からタイ語を覚えていきます。

 

だいさん
だいさん

日本でいう「あいうえお」の表みたいな感じだね!

タイ語子音字44文字ですが、この44文字が書かれた表が街中で売っていたりします。

 

チャイナタウンで売ってたタイ語子音字44文字の表

上の写真はタイの中華街で撮った物ですが、足つぼや体操のポスターと一緒に「コー・カイの表」も売っていたので写真を撮りました。

下に載せているのが上記の写真から「コー・カイの表」を抜き出した写真です。

いろんな絵が描いてありますが、これは1文字1文字に代表的な単語が割り当ててあるためです。

コーカイ露店販売2

ブルー
ブルー

僕も欲しいなぁ。

だいさん
だいさん

この前エムクオーティエの紀伊国屋に行ったら売ってたよ!タイ語勉強本のコーナーに丸めて置いてあったね。他の日系書店でも売ってるかもね。

タイ人の子供向けの物はタイの書店で販売されていることが多いです。

 

この表ですが、日本語でいうところの、アリの「あ」、イモの「い」みたいな感じでしょうか。

日本語の場合は特に言葉は決まっていないので、雨の「あ」でも、足の「あ」でも、なんでも良いわけです。

ブルー
ブルー

クマの「ク」

英語でもアルファベットを明確に説明する時に A: America、B: Boy、なんて言って説明しますよね。

タイ語の場合はそれぞれの文字に割り当てられている名詞が決まっていて、みんな同じ名詞で覚えています。

このおかげで、文字を説明する際、非常に意思疎通がとりやすくなっています。

 

まずはこの44文字を、書いて書いて書いて、目に、手に、頭に、こんな形の文字があるんだという事をなじませていくところから始めます。

だいさん
だいさん

とにかく書くべし!

 

そもそも子音字って?

日本語は子音字と母音字が分かれていませんので、もしかしたらピンと来ない方もいらっしゃるかと思います。

しかし日本語をローマ字表記すると分かりやすいと思います。

たとえば日本語の「す」をローマ字で書くと「 s u 」、大文字で「 S U 」でも良いですが、とにかく「S」と「U」です。

これは「さ行」の「う段」なので「S」と「U」なわけですが、この「S」が子音字で「U」が母音字という事になります。

そしてタイ語は子音字と子音字をそれぞれ分けて書くので、日本語をローマ字でどんどん書いていくというような感じの文字体系になっているのです。

ブルー
ブルー

ハァ?(タイ人っぽく)

だいさん
だいさん

ガーン>_<

ピンとこない方もいらっしゃると思いますが、このまま続けて読んで練習をしていけば、、たぶん第5課あたりで勝手に理解できます。

理解できなくても、何となくでかまいません。

どんどん進んでしまって下さい。

 

タイ語の子音文字44文字の表

いきなり書け書けと言われても、まずはお手本が必要ですね。

どうやって書けば良いのか、書き順だってわかりません。

という事で、まずは下に子音文字44文字の表を載せます。

 

絵がないので、ちょっとそっけない感じなんですが、これが廃字の2文字を含めたタイ語の全子音字44文字です。廃字は灰色にしています。

 

だいさん
だいさん

ごめんなさい。絵をかくのが面倒だったんです。笑

ちあみに廃字(はいじ)というのは昔使われていたけれど、すでに使われなくなった古い文字です。

ひらがなでいうと「」や「」と同等の扱いといえば分かりやすいでしょう。

ブルー
ブルー

もう使わないのなら、省いちゃっても良いんじゃないの?

だいさん
だいさん

確かに廃字が削除されてる子音44文字のポスターもあるね。

ただ、先ほどの露店で売っていたコーカイの表の写真もよく見ると廃字を含めた全44文字が掲載されいます。

廃字の2文字は使われてないのですが、そういう存在があるという事は、知っていて損はないのでタイスタの子音字表にも加えています。

また子音字には「中子音・高子音・低子音(対応字)・低子音(単独字)」という分類があり、それがとても重要なのですが、それはおいおい覚えていく事にしましょう。

 

だいさん
だいさん

とにかく、まずは慣れていこう!

今のところ「へぇ~、そうなんだ」と、忘れてもいいやという感じで頭に一度入れておけばそれで構いません。

 

 

タイ語子音字44文字の歌を聞いてみよう

タイ語子音文字の歌には、いくつかのバージョンがあります。

だいさん
だいさん

とりあえず一度くらいは聞いておきましょう。

こちらはシンプルなリズムなしバージョンの動画です。全部で2分38秒の動画なので大して長くもありません。

 

ブルー
ブルー

コー・カイ、コー・カイ、コー・クワット、コー・クワーイ、、、

こちらはリズムのある歌になっているバージョンです。タイ人曰く子供の頃習うそうですが、文字ごとにちょっとしたコメントもついています。全部で2分19秒とそんなに長くないので、こちらも一度は聞いておきましょう。

 

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タイ語の子音文字44文字の書き順

下にタイ語の書き順を解説した画像を添付します。

赤い点のところから書きはじめましょう。

ただし一筆書きで書けない文字に関しては赤丸が2つあり、どちらの赤丸から書き始めれば良いかわかるように①と②のマークをつけています。

タイ語子音字44文字の書き順1

タイ語子音字44文字の書き順1

子音書き順2

タイ語子音字44文字の書き順2

44文字中「ひとふでがき」で書けるのが39文字。2ふでに分かれる文字は5文字です。

基本的に文字の中の丸(まる)があるところから、丸を作りながら書き始めるものがほとんどで、まるがないのは「」と「」の2文字しかありません

上記の図は拡大して見たい人のために、クリックすると拡大できるように作ってあります。

書き順練習帳は印刷して実際に書き込んで使用できるよう、ダウンロードできるPDF版もあります。この章の下部よりダウンロードが可能ですので、ご利用ください。

書き順の動画

 

ブルー
ブルー

うーん。書き順がもっと分かりやすいと良いんだけど、、。

だいさん
だいさん

書き順が乗っている動画があったから載せておくね!

タイ人の子供向けの動画で、コーカイの音声付きで書き順も非常に分かりやすい動画です。

動画は全7分39秒と少し長めですが、まず初めから5分15秒までは音読を聞きながら書き順を見る事ができます。その後は最後までは一文字ずつ音読が続きます。

書き順はすぐに覚えられると思いますがが、ちょっとど忘れして「アレ?」と思った時は、画像を見返せばすぐに思い出せるでしょう。

ブルー
ブルー

日本語と違って左上から書くっていう感じじゃないのね。下から上に書くとかちょっと新鮮かも。

 

タイスタ特製タイ子音字書き順練習帳のダウンロードはこちら

ここまで、どんな文字があってどんな書き順なのかという事は掲載してきましたが、頭に叩き込むには実際に書いてみるのが一番です

ここでは実際に書いて練習する方法としては下記3つを提案します。

「こんな形の文字があるんだなぁ」って思いながら書くだけで構いません。

実際にちゃんと紙の上に書けば勝手に頭に入ります。

 

1.チラシの裏やノートに書く。

上に掲載した書き順の表や動画を参考に、チラシの裏(もちろんノートでも良いです)に1文字に付き30字ずつ書きましょう。

 

2.タイスタの無料練習ノートをダウンロードして印刷して書き込む。

書き順を書いたデータを用意したので、それをダウンロードして印刷し、その紙に書いてあるタイ語をなぞってタイ文字を書きましょう。

全4枚で、A4枚に付き11文字練習できるようにしています。

とりあえず全4枚を1セット印刷してそれ以降はノートに書いても良いですし、ジャンジャン印刷できるのでしたら、3セット印刷してジャンジャン書いてください。

タイスタ特製タイ語の子音文字44文字練習をダウンロードする。⇒ thai_shiin_44_v21.pdf (237KB) *最新版は2020年1月23日改訂分です。

 

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3.ドリル形式の本を買って書き込む。

正直、形を覚えるだけにお金を使うのはもったいないとも思うのですが、市販の練習帳は200~1,000円とさほど高額でもないので、購入して利用されるのも良いでしょう

また、本を使った方が時間の節約になると考える忙しい人もいらっしゃる事でしょう。

自分が練習した「証し」を残す事ができるので、達成感があるというのは良く分かりますし、何事にも形から入りたいも人もいるかと思います。しっかり編集された本はやはり見やすく体系的に練習するのに適しています。

という事で、下記にて日本在住・タイ在住両方にそれぞれおすすめの本を紹介いたします。両本ともタイ文字の形を覚えるためだけの本と割り切って取り組んで下さい。

購入しただけで満足せずに、すぐに一気にやり終えましょう。1日、長くとも1週間で終了してしまいましょう。だらだらやってると初めの方を忘れてしまいます。

だいさん
だいさん

とにかく文字の形と「なじみ」になるために書いて書いて書きまくろう!

 

日本で購入する場合のおすすめ書籍

このTLS出版社の「タイ文字入門」はなぞってタイ語を書く練習帳です。

楷書だけでなくタイ人の筆跡や崩した文字も練習できるという特色があります。

ただし練習帳のわりに単行本サイズで紙が固く本が開きにくく、タイ文字練習だけなのにちょっとお値段が高めだという欠点があります。

がっつり折り込んで書き込んでサクサクっと終わらせましょう。

 

タイにお住まいの方はラッキーです。

泰日経済技術振興協会のタイ文字練習帳を使いましょう価格は50バーツ(約160円)と激安でA4サイズの薄い本は、タイ文字を書き込んでタイ文字の形を覚えてそれで「ハイ、終わり!」という潔い本です。

残念ながらタイでしか正規に販売しておらず、バンコクの紀伊国屋、もしくはスクムヴィット29のソーソートーの本屋で販売しています。

また、時々アマゾンのマーケットプレイスで個人の方や輸入業者の方が販売されていたりします。値段は販売者によって変わってくるので日本在住の方はとりあえず覗いてみては如何かと思います。

 

初めからあまり詰め込んだ本を買うと挫折するので、とりあえず簡単に終了でき、達成感とタイ語の形が覚えられる本をお勧めしました。

この他、タイ語のレベル別に本気でお勧めできる本は別途別のページでまとめています。

 

タイ文字入門(TLS出版社)にはタイ人の崩した文字を練習できるという本もありますが、初めからそんな文字を練習する必要はありません。崩した文字はタイスタの「がっつりタイ文字講座」を終えた後で良いでしょう。

また、タイスタでもタイ人筆記の文字について紹介しています紹介していますのでご安心下さい。

 

その他の同様の本の紹介

おすすめ本の他にも、同様の本では下記の本が良さそうな感じでしたが、いかんせん中身を見たことがないため、自信をもっておすすめができません。

こんな本も良さそうですよという事でご紹介だけはしておきます。

他のタイ語学習者のレビューを参考にしてみるのも良いかと思います。

動画を見て理解を深めよう

今回の内容に補足を加えた動画です。こちらも見ていただくとより理解が深まります。

 

また、タイ文字の書き方、書き分けや省略について初学者向けの解説をしています。

扱いとしてはタイ文字講座第1回の補足(第1.5回)としています。こちらも参考にしてもらえれば、書き方についてより理解が深まります。

次章は母音と発音記号、そしてタイ数字の練習です。

いかがでしたでしょうか。初めに目標とした、この3つは達成できましたか?

 

1. 実際に書いてみて子音文字44字の形と馴染みになる
2. 子音文字44文字は順番が決まっていると覚える
3. 子音字1字1字の文字を説明するために、決まった名詞がセットになっていると覚える

 

ブルー
ブルー

1文字につき30回書いたよ。ฏ ฎとか ฌ ณ が紛らわしいね。それぞれの言葉は覚えてないけどセットになっているって事は理解したよ。

だいさん
だいさん

そんな事をいうくらいだから、本当にきちんと書いたみたいだね!じゃあ、サクサク行こうか!

今回の目標 「1.タイ語の子音文字の形を覚える」は、だいたいで構いません。タイ文字子音44文字の形をなんとなくでも覚えたら(1字につき30回以上紙に書いてみたら)次のページ進んでください。

これから何度となく目に触れて書いていく事になるので、この時点ではまだきっちり覚えこむ必要はありません。

書いていけば勝手に覚えます。

 

次はタイ語の母音と発音記号、そしてタイ数字です。

これらは数が少なく「コー・カイの表」の下の方におまけみたいに書いてある事が多いため、このページで一緒に練習してしまっても良かったのですが、子音の復習もかねて次のページで練習してほしいためページを分けました。

 

以上、「1. タイ語の子音字44文字の形を覚えよう。タイスタ特製、書き順付きの無料練習帳付き。」でした。

コメント

  1. Omura より:

    タイ語子音文字44字の練習帳ですが、17番と18番の発音記号とカタカナが誤っているようです。

    • タイスタディの大さんタイスタ より:

      ありがとうございます!早速、シレっと直しておきます。笑

      2018年10月17日追記:先ほど修正してバージョン2.0として差し替え公開しました。

  2. MIYAZAKI より:

    こんにちは。
    タイスタを有り難く活用させて頂いております。
    今、必死にコーカイ表を覚えている最中なのですが、一つ教えて下さい。
    コーカイ表の12番目の樹木の発音ですが、2分38秒のコーカイ表文字動画の中と、7分39秒のコーカイ表書き方動画の中とでは、違っているのですが、どちらでも良いのでしょうか?

    これからも活用させて頂きますので、大変とは思いますが頑張って更新していって下さい。

    • 実際に私も聞いてみましたが、
      2分38秒のコーカイ表ではกระเฌอ
      7分39秒のコーカイ表ではเฌอ
      と発音されていたので確かに違っていますね。
      タイ人にも聞いてみましたがกระเฌอの方が一般的なようですが、กระを省略しても分かるから別の良いそうです。
      現行のタイ語の教科書にはกระเฌอと記載されているのでこちらで覚えた方が良いかと思います。

  3. tomo より:

    はじめまして
    ตの書き順の矢印の向きが間違っていませんか?

    • tomoさん
      ありがとうございます。ブログ内の添付写真のตですね。
      確かに間違えてましたので修正しました。
      ご指摘ありがとうございます。

  4. YURI より:

    はじめまして。
    タイスタ様のおかげで楽しく継続して頑張れております。とても分かりやすい解説、本当にありがとうございます。

    最初の発音の動画の発音記号と練習ノートの発音記号が違うと思うのですが、どちらが正しいなどはあるのでしょうか?
    กであれば
    動画→kaw
    ノート→kcc(cの逆向き)

    また、คとฆはどちらもkhcc(cの逆向き)ですが発音は違うのでしょうか?
    聞いた言葉を文字で書くときにどちらの文字を使うかどう判断するのか不思議です…。

    よろしくお願いいたします。

    • こんにちは、コメントありがとうございます。ずいぶん遅くなり申し訳ありませんが、一応回答しておきます。

      動画とノートの発音記号が違う件最初の発音の動画の発音記号と練習ノートの発音記号が違うと思うのですが、どちらが正しいなどはあるのでしょうか?
      aw と ɔɔ は母音なので表記も違っていると思います。すいません、どの部分かはっきりしないので何とも言えません。
      ちなみに ก は k を表す音になります。

      คとฆはどちらもkhcc(cの逆向き)ですが発音は違うのでしょうか?
      >同じです。

      聞いた言葉を文字で書くときにどちらの文字を使うかどう判断するのか不思議です…。
      >日本語でも「地図」といわれて「ちず」なのか「ちづ」なのか、「き」と言われても「木」なのか「気」なのか、はたまた他の文字の事を言っているのか、、、
      これらは文脈の中で何をいわれているか推測するしかありません。そして日本人であればそれは容易に推測することができます。
      がれと同じことだと考えれば分かりやすいかと思います。
      つまり音と文字は1対1ではないという事です。日本語の「づ」と「ず」みたいなのが沢山あるというイメージをすれば分かりやすいかもしれません。
      ただし日本語の「づ」と「ず」は、日本語の単語が大部分が「ず」を使うように、ぜんぶの文字が均等に使われるわけではなく、よく使われれる文字とあまり使われない文字があります。

  5. タイ初心者 より:

    子音文字表の子音文字の横ににわとりとかたまごとか書いてありますが、
    どういうことですか?
    子音文字の横にかいてある意味が解りません。

    • ページ内の初めの方、「タイ語子音文字44文字とは」で説明していますので、表だけ見ずに、上からきちんと読んでいただければ分かります。

      日本語でいうところの、アリの「あ」、イモの「い」みたいな感じでしょうか。
      日本語の場合は特に言葉は決まっていないので、雨の「あ」でも、足の「あ」でも、なんでも良いわけです。
      タイ語の場合はそれぞれの文字に割り当てられている名詞が決まっていて、みんな同じ名詞で覚えています。

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