スポンサーリンク

14. 平音節を作る末子音字を練習しよう

タイ文字入門講座

前回のタイ文字講座13. 低子音字と声調を練習しようまでで、子音字を一通り勉強しました。

本項ではこれまで勉強した子音字44文字を「末子音(まっしいん)」として使う練習をします。


ネット検索で直接このページに来た人はぜひ「はじめに、初学者の方へ。」のページから読んでいただければと思います。

そこでは「タイ語マスターまでのロードマップ」や、「タイ語をマスターするまでに、まず何をすべきか」をまとめています。

なおタイ文字入門講座の目次はこちらです。


ブルー
ブルー

末子音(まっしいん)?

だいさん
だいさん

そうそう末子音。末子音というのは日本語には子音の使い方だから、末子音とは何かというところからしっかり説明していくよ。

 

スポンサーリンク

今回の目標

今回の目標は、下記です。

末子音のしくみを理解し、平音節を作る末子音にどんな文字があるかを覚える

子音44文字中36文字に末子音としての使い方があり、発音記号と声調のルールがあります。

末子音が理解できれば爆発的に読める単語が増えますので、仕組みをしっかり理解しましょう。

 

末子音とはどういう物か

だいさん
だいさん

実はこれまで勉強してきた子音の使い方は全て「頭子音(とうしいん)」という使い方だったのです。

ブルー
ブルー

確かに時々、頭子音って言葉は使ってたみたいだけど、、。

以前サラッとは説明していますが、頭子音字と末子音を説明するにあたり再度「タイ語の単語の成り立ち」を見ていきましょう。

 

タイ語の単語の成り立ち

まずはこれまで勉強してきた読み方を考えてみましょう。

これまで勉強してきた単語の並びは、「子音+母音」もしくは、これに声調符号がついて「子音+母音+声調符号」という組み合わせでした。

図で書くとこのような形です。

 

しかし、実はタイ語には

子音+母音+声調符号+子音」という組み合わせもあります。

 

そして上記の図で母音の左側の子音「」を頭子音(とうしいん)、右側に出て来る赤枠の子音「」を末子音(まっしいん)と呼んでいます。

ですので、前項までで勉強したタイ語の子音の発音は全て頭子音の発音だったという事になります。

なお、一番左にあるから頭子音というわけではありません。下記のように一番左が母音「 โ – 」の場合も頭子音になります。

 

末子音字の種類

末子音に発音には8種類あります。それをまとめると下記のようになります。

上記の表にあるタイ文字が、合計しても36字しかないのは、廃字を含む「ฃ ฅ ฉ ผ ฝ ห อ ฮ 」の8字は末子音とならないためです。

とはいえ、どの文字が末子音にならないかをわざわざ覚える必要はありません。これから単語を覚えていくうえで、そういう単語が存在しないというだけです。

 

末子音字の発音

先ほど例にだした「ก้าน」という組み合わせでは発音記号は「kâa」に末子音「n」がつくので「kâan」となり、無理やり日本語で言いますと「カーン」や「ガーン」という発音になります。

実は日本語の「ン」の発音とは少し違うのですが、今回はタイ文字講座という事でタイ文字を発音記号に直せるようになれば良いので、実際の発音に関しては発音講座(準備中)にて解説します。

 

その他、上記表にあるように「 」であれば、発音記号は「 -k 」となりますが、これは最後に 「 k 」がつくという事になります。

なお、促音節の発音というのは、短母音の時もそうでしたが、語尾が突然急ブレーキがかかるような発音となります。対して平音節は少し間延びしたような語尾になります。

 

末子音による節の変化

ここではタイ文字の組み合わせを見ていきます。

これまで勉強してきたのは下記の7種類です。

頭子音+長母音」頭子音+長母音+声調符号
頭子音+複合母音」頭子音+複合母音+声調符号
頭子音+余剰母音」頭子音+余剰母音+声調符号
頭子音+短母音」

これらの内「頭子音+余剰母音」以外の組み合わせに対して、末子音字がつく可能性があります。

余剰母音にはすでに末子音の音を母音字に持っているため、末子音をつける事ができません。

例えば「  (am) 」という余剰母音字ですが、「 am 」の後ろに末子音をつけようと思ってもつけれないという事です。

 

そして末子音が促音節を作る末子音(-k -t -p)であった場合はその単語は促音節となり、また末子音(-ŋ -n -m -y -w)であった場合はその単語は平音節となります。

これは、これまでに習った促音節である「頭子音+短母音」という組み合わせであっても、平音節になるという事です。

図に表すと下記にようになります。

なお、青色で書いているタイ語はその組み合わせの「例」となります。

ブルー
ブルー

結局重要なのは末子音という事だね

 

スポンサーリンク

平音節と促音節の発音

末子音字によって促音節か平音節かが決まるという事を説明しましたが、これにより声調が変わってきます。

その変化を表したのが下記の表です。

基本的に促音節の単語には声調符号はつかないのですが、末子音がつくタイプの促音節の場合、高子音字や低子音字を頭子音とした場合でも稀に声調符号がつく事があるため灰色に塗りつぶしていますが、声調記号を記載しております。

 

平音節を作る末子音の発音

平音節を作る末子音字とは下記10字5種類の発音になります。

頭子音の音を覚えていれば、末子音の音を覚えるのにさほど苦労はないでしょう。

・末子音 、頭子音字としての発音が「 ŋ 」の発音となる子音 のみです。

・末子音 -n、頭子音字としての発音が「 n r l 」となる5字と「 y 」の音となる「 」です。 no ro lo と発音する際は舌が上前歯の裏辺りについたいちから始まりますが、この -n の音はまさしく舌が上前歯の裏について終わる音になります。また「 ญ 」に関しては後述する「 ย 」と混同しないように気をつけましょう。

・末子音 -m、頭子音字としての発音が「 m 」の発音となる子音 のみです。

・末子音 -y、頭子音字としての発音が「 y 」の発音となる子音 のみです。どういうわけか同じ頭子音の発音である は末子音では yの音にならない点に注意しましょう。

・末子音 -w、頭子音字としての発音が「 w 」の発音となる子音 のみです。

 

平音節を作る末子音字の練習

今回は平音節を作る末子音字と、その発音を練習するためのドリルを60問用意しました。

タイ語を発音記号に直してください。

 

今回練習する内容を使った実際の単語

今回練習する組み合わせを使った単語には以下のようなものがあります。

ว + – า + ง + – ้ = ว่าง (wâaŋ) 空いている、暇である(形容詞)
บ + – า + น + – ้ = บ้าน (bâan)  家(名詞)
ล + – า + ม + – ่ = ล่าม (lâam) 通訳(名詞)
ส + – อ + ง = สอง (sɔ̌ɔŋ) 数字の2(名詞)
ว + – ิ + ง = วิ่ง (wîŋ) 走る(動詞)

ว่าง 」とはタイに来られたことがある方は一度は見たことがあるかと思います。タクシーで空車の場合、助手席のフロントガラスあたりに緑色で表示されているタイ文字。あれが「 ว่าง 」(空いている)です。

この他、明日時間があるかどうかを尋ねる際など、時間的に空きがあるという際も「 ว่าง 」を使います。

 

ドリルの使い方とダウンロード

下記、練習のPDFファイルをダウンロードし、印刷してご利用下さい。印刷した練習のドリルに、実際に書き込むことで最大の練習効果が得られます。

思い出せないところや分からないところは、空白のままで進むのではなく、「タイスタ特製の総括表」や、その他発音記号表等をみて正解と思われる文字を埋めながら進んでください。

答えのPDFはパソコンや携帯上で確認しても構いませんし、印刷しても構いません。

答え合わせが終わり、内容に納得ができましたら、もたもたせずに次の項に進みましょう。今後も復讐の機会を設けていますし、完璧にしてから進もうとすると途中で挫折しかねません。

「タイ文字入門講座 –低子音字と声調の練習」をダウンロード
練習編 → 14_renshu_masshiin_heionsetsu_v20 (147KB)
解答編 → 14_kaitou_masshiin_heionsetsu_v20 (140KB)

 

お願い事項

タイスタのドリルは「だいさん」が個人で作成しており、間違いは見つけ次第すぐに修正して更新しておりますが、間違いではないかと疑問がありました際は、当ページ下部のコメント欄、フェイスブックページ、もしくはツイッターでご連絡いただけますと幸甚です。

その他、ユーチューブチャンネルへのコメントなども非常に励みとなりますので、遠慮なくお送りください。

だいさん
だいさん

ご協力よろしくお願いいたします。

 

次は促音節を作る末子音字について練習します

いかがでしたか、今回の目標

末子音のしくみを理解し、平音節を作る末子音にどんな文字があるかを覚える

は達成できましたでしょうか。

実は今回のドリルでは特定の母音を使用していません。例えば「เ – ะ」や「เ – าะ」などですが、まずは今回の目的である末子音に慣れていただくためです。

どうして特定の母音を使わなかったかは、また次回以降に説明させていただきます。

 

ブルー
ブルー

次回もお楽しみに!

以上、「14. 平音節を作る末子音字を練習しよう」でした。

コメント

  1. nonon nonon より:

    こんにちは、とても勉強になってます。

    質問があります。
    人名で、末子音としてลが使われているのに
    アルファベット表記ではnではなくlのままで書かれている人が多いです。
    ponのはずがpolと書かれていたりします。

    一応グーグル翻訳で音声を聞いてみましたがnで発音しています。

    なぜlのまま表記する人が多いんでしょうか。

    またลだけでなく、ดもdのまま表記している人がいます。

    • 素晴らしい質問ありがとうございます。
      今度この内容で1記事コラムが書けそうです。笑

      さて、この理由ですが、これは英語にする際は発音ではなく文字の綴りをそのまま使うという習慣によるものです。
      例えば英語でいうところのball(ボール)はบอลと書きますが、
      発音的にはbɔɔnとなり末子音の音はNです。
      この理由はタイ語のルール上末子音にLの音は無く末子音字がลの時はนと同じnの音で呼びましょうという決まりがあるからです。
      ただしこれはあくまで発音する時の話です。

      文字に関して言うと頭子音字で考えるとลに対応する英語はLです。
      なので英語でLと書きます。
      あくまで綴りを基準としているのです。

      面白い例としてスワンナプーム空港 สนามบิน สุวรรณภูมิで最後はมิで終わります。
      但し最後のมิは例外的に発音しません。
      でも英語で書く時は、どう読むかは無視してsuvarnabhumi airportと書きます。
      多分この英語の綴りを見せられた人は絶対スワンナプーミと呼ぶ事になると思いますが、そんなのはお構いなしにタイ語の綴りをそのまま英語にしようとするいう事です。笑

タイトルとURLをコピーしました