今回は最も基礎的な単語として50語を勉強します。
これはタイスタディが独断で決定した50語です。
月の言い方、曜日の言い方、色の名前、なんかも基礎的な単語として覚えたいという風に思うかもしれませんが、このあたりは苦労の割には絶対に使うという物ではなく、どうしても会話した蹴れば英語で簡単に代用できるため初めの50語には含めていません。
心配しなくてもすぐに出てきます^^
このあたりを含めて始めると、第1回にして100以上の単語を覚えなければならなくなりますので、日常で使うであろう単語を厳選した50語という事になります。
とはいうものの、その50語だけで動詞や類別詞等を含め、文章が作れるような組み合わせにしています。
たった50語で何がしゃべれるんだと思われるかもしれませんが、例文では思った以上に日常で使う文章が出てくる事に驚かれる事でしょう。
タイ語は単語を並べるだけで、英語のように過去形で単語の綴りが変わったりという事も無く、日本語のような動詞の活用(複雑な変化)もありません。
単語を覚えるだけでどんどん表現が広まります。どんどん覚えていきましょう!
いつやるの?今でしょ!
今回覚えておくべき基礎的な文法
今回覚えておくべき文法事柄は下記4つです。
例外もありますが、「基本的には」という感じで理解してください。
この4項目が分かれば、今回出て来る練習問題も8割がた理解できます。
- 文の語順は「主語+動詞+目的語」
- いろいろ省略できる
- 修飾は後ろから「人+日本=日本人」
- 疑問詞は文の最後
文の語順は「主語+動詞+目的語」
タイ語の語順は「主語+動詞+目的語」なので、日本語の語順「主語+目的語+動詞」とは違います。しかし英語と同じ語順ですので、そこまでむつかしく感じないでしょう。
つまり
という単語を並べる事で
という意味の文を作ることができます。
日本語のように「て・に・を・は」はありません。並べれば良いだけです。
いろいろ省略できる
これは日本語と非常に似ています。
「いろいろ省略できる」というのは、共通認識があれば主語や目的語が省略できるという事です。
主語を省略したから命令形になるという英語のようなこともありません。
「行くか?」と問われれば「行く」と答えれば良いのです。
誰が行くかとか、どこに行くか、みたいな主語や目的語は、共通の認識があれば説明せずとも会話はこれで成立します。
しかし疑問詞は省略できませんので注意しましょう。
たとえば、日本語では下記の会話が成り立ちます。
行く?
行く!
タイ語は声調のある言語のため「動詞をしり上がりに発音して疑問形にする」という日本語で使うような音の高低で疑問文をつくる事は基本的にできません。
しり上がりに読むという事は声調が変わるという事ですので、違う単語に変わってしまうためです。
単語の修飾は後ろから
これは日本語とも英語とも違うため初めは戸惑います。
日本語も英語も単語を作る時は下記のような語順になります。
しかし、タイ語では下記のような語順になります。
上記のようにタイ語では後ろから就職するため語順は逆になるのです。
疑問詞は文の最後
絶対にそうだとは言いませんが、基本的には疑問詞は文の最後です。
つまり、疑問文の語順は下記のようになります。
英語のように一般動詞だから文頭に Do や Dose をつけたり、、と言った事をする必要はありません。
日本人的には非常に理解しやすい語順ではないかと思います。
始めの50語を勉強しよう
今回は50語を習得するため、下記の教材を用意しました。
・50語の一覧表
・50語の書き取りドリル
・50語のシャドーイング(ユーチューブ動画)
・タイ文字と発音記号の穴埋め問題250問
・発音を聞いてその単語を選ぶ問題50問(ユーチューブ連動)
・発音を聞いて日本語訳を選ぶ問題50問(ユーチューブ連動)
・タイ語の発音から連語の穴埋めをする問題50問(ユーチューブ連動)
・日本語訳を見てタイ語の例文を穴埋めをする問題100問(キンドル本・ユーチューブ連動)
・聞き流し動画、タイ語の後に日本語訳の読み上げ(メンバー用ユーチューブ動画)
・聞き流し動画、日本語訳の後にタイ語の読み上げ(メンバー用ユーチューブ動画)
今回覚える50語の一覧
上の画像のように今回覚えるタイ語の一覧を用意しました。
PDFにしていますので、下記よりダウンロードして使ってください。アイパッドなどタブレットをお使いであれば、スクリーンキャプチャ―するのも良いかと思います。個人的には印刷されることをお勧めします。まあ、お好きにお使いください↓
なお発音が2種類ある単語があります。括弧書きの発音は口語表現です。正式には括弧無しの方の発音になります。文語と口語についてはこちらを参考にしていただければと思います↓
なお、それぞれ発音記号と無理やり日本語で発音した場合の発音を参考に記載しています。今回勉強する文章は全てこの50語からできています。
50語の書き取り
上記の画像のように、単語を見ながら書き取りできるドリルを用意しました。
見本を参考にタイ文字を5つぐらい以上ずつ書きましょう。
騙してませんが、騙されたつもりで書いておきましょう。
読み進めるのは勉強した気になりますが、結構あっさり忘れます。
実際に書いてみると思っている以上に頭に入るもんです(自論)。
50語のシャードイングをしましょう!
下記、タイ人のネイティブ(ジョイさん)が50語を上記の一覧表や書き取りで出てきた順番で発音しています。1語1語を少し間を開けて発音しているため、その間にシャドーイング、つまりお手本に従って自分でも発音してみましょう。
動画内にも発音記号や日本語訳を表記しています。
なお発音が2種類ある単語があります。括弧書きの発音は口語表現です。正式には括弧無しの発音になります。(さっきも説明しましたが、大事なので何度も言います。笑)
タイ文字と発音の穴埋め問題250問
上記の画像のように、日本語訳を見ながらタイ語の文字を完成させる問題や発音記号を完成させる問題、例文の穴埋めなど単語の使い方や単語の綴りなどが勉強できるドリルを用意しました。
日本語訳からタイ文字で書かれた単語や発音記号を完成させましょう!
思い出せない時はマゴマゴせず一覧表を見返して、埋めていきましょう。
問題 → L1_mondai_anaume_v11.pdf (303KB)
解答 → L1_kaitou_anaume_v11.pdf (291KB)
タイ語の発音を聞いてタイ語の単語を選ぶ問題50問
タイ人ネイティブ(ジョイさん)が発音した単語を聞いて、そのタイ語を選択肢から選ぶ問題です。
正直とても簡単ですがタイ語を聞く練習とでも思って取り組んでもらえればと思います。
ちなみに問題文は全てタイ語です。設問1はタイ語だと(コ・ヌン)と聞こえると思いますが、今回の50語では数字も習っていますので問題ないでしょう。
では「コ(ข้อ)」とは何なのか?これは「項目」や「~番」みたいな意味の言葉です。
近いうちに覚える単語にも登場してきます。
問題は印刷しても良いですし、ケータイでスクリーンキャプチャーをとってアップルペンシルなどで単語に丸をつける。もしくは「ก. ข. ค. ง.」などの選択肢を別紙に書いておくのでも構いません。
問題 → L1_mondai_hatsuon_tango_sentaku_v10.pdf (190KB)
回答 → L1_kaitou_hatsuon_tango_sentaku_v10.pdf (163KB)
タイ語の発音を聞いて日本語を選ぶ問題50問
タイ人ネイティブ(ジョイさん)が発音した単語を聞いて、日本語訳を選択肢から選ぶ問題です。
下記タイスタディのユーチューブ動画で発音からネイティブの発音を聞いて、その単語に対応した日本語訳を選びましょう。
先ほどのタイ語を選ぶ問題よりはむつかしいですが、たぶんここまでしっかり書き取りなどもやられた方には簡単だと思います。
スラスラ―っとやっつけてしまってください。
問題 → L1_mondai_hatsuon_wayaku_sentaku_v10.pdf (212KB)
回答 → L1_kaitou_hatsuon_wayaku_v10.pdf (170KB)
タイ語の発音から連語の穴埋めをする問題50問
タイ人ネイティブ(ティックさん)が発音したタイ語を聞いて、タイ語の連語や文章を聞いて、それに対応する単語を選ぶ問題です。
下記タイスタディのユーチューブ動画で発音からネイティブの発音を聞いて、その単語に対応したタイ語を選択肢から選びましょう。
回答 → L1_kaitou_hatsuon_rengo_sentaku_v11.pdf (170KB)
日本語訳を見てタイ語の例文を穴埋めをする問題100問
こちらはアマゾンに出版している電子書籍(キンドル本)を使う事になります。
カタカナの読み仮名を受けたものも出版しましたが、発音記号が分かる場合は読み仮名がついていない方の利用をお勧めします。例文は同じです。
本に出てくる例文の発音は下記をご利用ください↓
聞き流し動画
こちらは今回勉強した50語をタイ語→日本語の純に音声収録した動画です。画面にはそれぞれの単語を表示しています。電車の中や車の中での勉強に良いかと思います。
なお、ユーチューブチャンネルメンバー限定の動画です↓
こちらは日本語訳を先に読み上げた動画です。
つまり上の動画とは読み上げ順が逆になっています。↓
お願い事項
タイスタのドリルは「だいさん」が個人で作成しています。間違いは見つけ次第すぐに修正して更新しておりますが、間違いではないかと疑問がありました際は、当ページ下部のコメント欄、フェイスブックページ、もしくはツイッターでご連絡いただけますと幸甚です。
その他、ユーチューブチャンネルへのコメントなども非常に励みとなりますので、遠慮なくお送りください。
ご協力よろしくお願いいたします。
次はさらに追加で50語を勉強していきます。
いかがでしたか、基礎単語50語は覚えることができたでしょうか?
まだ空で単語を書くことができない?
大丈夫です!
果物の「いちご」や花の「バラ」を漢字で書けと言われてもすぐにかける人はそこまで多くないと思います。
書くというのは見て理解するよりも難しいので仕方ありません。
逆にいうと書けるようになれば見て理解できるということです。
今回勉強した内容は次回以降も何度も出てきますので、どんどんこなせば書けるようになるので大丈夫です。
以降、問題のバリエーションや数はどんどん増えていきます。
心配せずどんどん進みましょう。
コメント
だいさんさん初めまして。ご出産おめでとうございます。
毎日タイスタで勉強させていただいております。いつもわかりやすい教材でありがたいです^^
基礎講座つづきも期待しております^^
ありがとうございます^^
今、少しずつコンテンツを作っており、公開していってます。
ひきつづき利用いただければ幸いです
いつもニュースもタイスタディもわかりやすく重宝しています。ありがとうございます。
งとนの区別が難しいです。タイ語の先生には「口の形が違う」と言われましたがジョイさんを見ていてそれ程違うようには見えません。どうやって言い分けているのでしょうか。
他にtとth、ึとุも、通じないし聞き取れません
งとนの区別が難しいです。タイ語の先生には「口の形が違う」と言われましたが、、、
>これについては、私の理解だと下の位置が正しくないためうまく区別できないのではないかと思います。
こちらの「タイ語発音講座7:末子音(まっしいん)を練習しよう」に下の位置についての説明と、「ん」の区別についての動画がありますので、参考にしていただければとおもいます。
https://thaistudy.net/hatsuon7_masshiin/
これで言い分ける事ができるようになると思います。そうすると徐々に聞き分けもできるようになりますが、聞き分けは一朝一夕にはいきませんのでまずは区別してはっきり行けるようになるのが先決かと思います。
なお、TとTHですが、
タイ語発音講座5:頭子音8種(有気音と無気音)を練習しよう
https://thaistudy.net/hatsuon5_toshiin_muki_yuki/
で解説しているので見ていただければと思います。
こちらもまずは正確に言えるようになるのが先決です^^