モントー夫人というのは「ラーマキエンというタイの王宮にも描かれている有名な物語に出て来る人物で、物語の主人公であるラーマ王子(พระราม)の妻シーダー(สีดา)のお母さん」です。
というのが最も簡潔な答えです。
モントーというのは人の名前ですので、たまに見かける「モントー女」という翻訳は少し的外れな訳になるかと思います。
トー モントー(ฑ มณโฑ:thɔɔ mon thoo) よりも トー ナーン・モントー(ฑ นางมณโฑ:thɔɔ naaŋ mon thoo)の方がより丁寧な言い方で、これを訳すと「モントー夫人」となるわけです。
なお、モントー夫人について語ると下記のような事も言えます。
実は絶世の美女。
鬼の国ロンカー国(กรุงลงกา)の王妃。
黄泉がえりの儀式を行ってラーマ王子に敗れた鬼たちを復活させた。
サルの王パーリーとの間にも子供がいる。
白いサルのハヌマーンとも性的関係があった。
また、幼少時代?は雌ガエルで、ナークの毒により水ガメの中で死亡。その後、絶世の美女として生き返る。こちらはラーマキエンのワンシーン ↓
動画で解説
これらについて一つずつ語りだすとラーマキエンのあらすじから説明を始めないといけないので、文章にするのは控えます。ちょっと長いですが説明は動画にしていますので、ご興味ある方はご覧いただければと思います。
参考資料
ラーマキエンの元になったインドの叙事詩ラーマヤナは日本語に翻訳されています。アマゾンアンリミテッドなら無料で読めます。こちらは私が読んだ要約バージョン(全2巻)です。結構面白くて面白くてすいすい読めました。↓
もっと詳しい翻訳はこちら(全7巻)。私は読んでませんが念のためご紹介しておきます。↓
ラーマキエンについては翻訳本は今のところ見かけませんが、こちらでタイの子供向け要約版アニメがご覧いただけます。タイ語のみで全6時間ですがご興味ある方はご覧ください↓
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