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タイ語のテストいろいろ。旧ポーホックや実用タイ語検定試験等。

タイ語能力テストについて

2018年7月現在行なわれているタイ語のテストは、


  1. タイ国教育省が主催する「Thai Competency Test
  2. 特定非営利活動法人、日本タイ語検定協会が主催する「実用タイ語検定試験
  3. タイ国立チュラロンコン大学が主催する「CU-TFL

の3つがあります。

これらのテストで好成績を修めたり、合格したとしてもそれをもって特別な仕事に従事できるという事はありません。

タイ語を使う仕事に就きたいという事で、就職する際の履歴書に記載してアピールするという使い方はできるでしょうが、基本的に勉強のモチベーションのためや、力試しのために受ける試験になります。

Thai Competency Test

タイ語を母語としない人向けにタイ国の教育省が主催するタイ語能力を判定するための試験で、正式名称は「การสอบวัดระดับความสามารถในการใช้ภาษาไทย (Thai Competency Test)」です。

日本語だと「タイ コンペテンシーテスト」と英語をそのままカタカナに直した読みかと思いますが、「ポーホック」と呼んだ方が通じるような気がします。

当試験ですが、以前はポーホック(ป.6)と呼ばれており、タイの小学6年生レベルのタイ語があるかどうかを問う合否を判定する試験でした。2008年よりレベル判定型の現行の試験になり名称も変わりました。

 

試験は1年に1度(通例では11月の最終土曜日)にバンコクで行われています。

受験料は試験開始の2008年から少なくとも2018年までは変更なく2,000バーツです。

 

日本人だけを対象とした試験ではないため、申し込みから、説明、問題文、回答用紙に至るまで全てタイ語です

聴解、読解、作文、会話の4つについてそれぞれ6段階で判定されます。

聴解、読解はマークシートですが、作文は実際に文章を作る必要があり、また会話に関してはタイ人面接官2名との面接が行われます。

タイ語の勉強を始めたばかりの人には敷居が高いテストですが、合格不合格を判定するテストではないため文字が書けるようなっていればチャレンジしても良いかもしれません。

 

こちらでは私がテストを受けた時の内容を記載しています↓

[記録]2016年タイ語能力試験”Competency Test”の内容解説
せっかくテストを受けたので忘れないうちに2016年度のテストの内容をまとめてみました。 こんにちは、バンコク在住のダイ(@daijirok-jp)です。 昨日11月26日(土曜日)に受験したタイ語能力試験についての所感を書きます。参考になる

 

その時の試験の結果はこちらです↓

2016年タイ語能力試験(Competency Test)の結果が返ってきました。
昨年2016年の11月26日に受けたタイ教育省のタイ語能力試験(Competency Test)の結果を、つい先日2017年1月28日にタイ語学校AAA Langugage Schoolで無事受け取りました。 こんにちは、バンコク在住のダイ

 

申し込み方法

申し込みはオンラインで行い、銀行振込で受験料を収めます。

タイ教育省内 基礎教育委員会事務局に受験についての情報が掲載されますが、テストの申し込み期間の直前になるまで掲載されません。

その時期に下記サイト内で「Competency Test」と検索しましょう。

タイ教育省内 基礎教育委員会事務局のサイト: http://www.obec.go.th/

2015年に関して言えば10月1日から10月31日まで受験申込情報が掲載されました。

 

その他の人の、体験記

下記の日本語のブログからテストの概要を詳しく知る事ができますので、興味のある方は読んでみると良いでしょう。

タイ現地採用の記録タイ教育省主催タイ語能力判定試験(旧ポーホック)受験記(2015/11/18)

ただいまタイ語勉強中【タイ語検定】タイ教育省のタイ語テスト|Thai Competency Test

 

 

実用タイ語検定試験

日本の特定非営利活動法人が主催しているタイ語の試験です。

当試験に関しては非常に分かりやすい日本語のサイトがありますので、下記にてリンクを張っておきます。

実用タイ語検定試験のサイト: http://www.thaigokentei.com/

 

簡単に説明すると年2回(級による)、日本(東京、 大阪、 名古屋)とタイのバンコクで行なわれているタイ語の能力を測定するための試験です。

受験料は級により異なり約5,000円から10,000円となっています。

日本人向けのため受験者は日本人のみとなります。

5級であればタイ語を書ける必要もなく、タイ語の勉強を始めたばかりの方でも受験して合格する事が可能です。

また1級と2級には面接の試験もあり、通訳になれるレベルを判定する程となっているため、タイ語上級者もやりがいのある試験になっているかと思います。

 

 

CU-TFL

CU-TFL とはThe Chulalongkorn University Proficiency Test of Thai as a Foreign Language(外国語 としてのタイ語学習者のためのタイ語試験)の略称でタイの国立大学チュラロンコン大学のシリントンタイ語研究所が主催しています。

日本人の間ではあまり知られていないテストで、日本語での情報はほとんどなく、受験のレビューブログも見当たりません。

タイの他、日本と中国で受験できるようですが、その他の国でも受験できるかもしれません。

日本では神田外語大学で年1回の受験が行われています:神田外語大学のサイト内にある試験情報のページ

チュラロンコン大学のシリントンタイ語研究所のサイト内の当試験のサイト:タイ語英語日本語

なにか情報がありましたら、このサイトに追記したいと思います。

 

 

補足(終了した試験)

特定非営利活動法人 日タイ言語交流センター(JTLEC)が主催する「タイ語検定試験」は第41回試験(2014年度秋季試験)を最後に終了しました。

この試験は(社)日・タイ経済協力協会(JTECS)及び(財)アジア学生文化協会(ABK)主催で行われていた「タイ語検定試験」を引き継いだものとなっていました。

日タイ言語交流センター(JTLEC)のホームページ: http://nichithai.com/index.html

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