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タイ語発音講座2:真正母音9種の発音(真正長母音)

タイ語発音入門

 

前回の「タイ語発音講座1:声調5種類を覚えよう」に続いて今回は第2回目という事で真正母音(しんせいぼいん)9種の発音を勉強します。

ブルー
ブルー

真に正しいと書いて真正。。。で、どういう事?

真正母音というのはそれ以上小さな要素に分けられない母音という事で、2重母音とかそういうのは含みませんよという事です。

タイ語でもสระแท้(真の母音)やสระเดียว(単独の母音)と説明しているので、単独母音、単母音、という訳でも良いかも知れません。

真正母音というのが音声学的に存在する言葉なのかは分かりませんが、タイ語の教本では良く出て来る言葉になります。

 

これから勉強するすべての音を見てみよう

前回は声調の勉強という事で、いうなれば音の抑揚やアクセントに当たる部分を勉強しました。今回から実際に「音」の勉強に入ってきます。

発音講座で勉強するすべての音は下記に一覧しました。

だいさん
だいさん

丸の中に書いてある数字は発音講座の口座番号とそろえてあります。

今回は第2回なので青字の②のところですね!

ブルー
ブルー

先は長いね>_<

2番は3番の中に含まれてしまってますが、次回第3回では今回の内容を完全に含んだ形で、勉強していくという事になります。

つまり今回は一気にやってしまうには、ちょっとむつかしい内容って事です。笑

 

すべての母音を見てみましょう!

先ほどの表の母音のところだけをクローズアップして抜き出しました↓

だいさん
だいさん

今回はこの中でも1番から9番の発音を勉強していくという事になります。

ブルー
ブルー

ほほう。

だいさん
だいさん

上の表には真正母音や複合母音などいろいろと説明していますが、それらについてもおいおい説明していきます。

 

タイ語の真正母音9種とは?

タイ文字講座を済ませた方もしくは、その他教本を使ってタイ文字を発音記号に直せるようになっている方であれば、真正母音とは長母音9種と短母音9種がこの真正母音に当たります。

ですので、長短の区別をつけるのであればタイ語の真正母音は18種という事になり、長短の区別をつけず、音の要素だけで区別すれば9種類という事になります。

この表上の表で言えば赤い枠の中の18種類という事になります。

 

これら以外の母音は真正母音の音をつなげた2重母音や余剰母音という事になりますので、真正母音9つを覚え正確に発音できるようになれば、タイ語の母音は全て正確に発音できるようになるという事です。

ブルー
ブルー

うーん、、、

だいさん
だいさん

いまいちピンとこない?

分かりやすいように日本語と比較するとこんな感じです↓

 

タイ語の真正母音と日本語の比較

 

ブルー
ブルー

「あいうえお」以外にたくさん行があるのね>_<

だいさん
だいさん

そもそも日本語は母音と子音を分けて書かないからピンと来ないかもしれないね。

 

なお真正長母音のタイ文字や発音記号に関しては「タイ文字講座4」にて解説しています。興味がある方、復習したい方はご覧ください。

https://thaistudy.net/4_taimoji_choboin/
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タイ人的な理解の母音

ちなみにタイ人に上記の話をしても、多くの場合理解してもらえません。

タイ人は母音(สระ)文字や発音を勉強していますが、長母音、単母音、余剰母音、二重母音、などなど全部合わせて母音と勉強しており32種類(人によっては多少前後あり)あるという理解をしています。

つまりタイ人にとっての母音とは下記の32種、全部が母音です。

真正母音がいくつあって、、みたいな事は普通のタイ人は勉強していないか、勉強していたとしても覚えていません。

 

ですのでタイ人的な理解を元に50音順の表を作ると下記のような理解になります。

タイ人の理解している母音と日本語の比較

しかしながら、タイ語の母音32種(±α)は真正母音9種の長短や組み合わせによってできるので、真正母音がきちんと発音できるようになればそれほど気に掛ける必要はないかと思います。

どうしてもタイ人に真正母音という概念を理解してほしい場合はWikipedia(TH)のタイ語のところに真正母音(สระเดียว)は長母音9種と短母音9種の合計18ですという記載があるのでそれを見てもらいましょう↓

สระเดี่ยว หรือ สระแท้ คือสระที่เกิดจากฐานเพียงฐานเดียว มีทั้งสิ้น 18 เสียง
Wikipedia(TH): ภาษาไทย 3.2 สระ 

 

短母音と長母音の違い

 

真正母音とは言ってもタイ語には長母音と短母音があるのでより分かりやすい長母音で練習します。

ブルー
ブルー

なんで長母音の方が分かりやすいの?

タイ語の短母音はほんとうに短くて、例えば「あ」という音で比較すると、タイ語の短母音の「あ」の音「อะ」は日本語の「あっ」に近いのです。

 

タイ語と日本語の音の長さの比比較イメージ

音の比較をするには「あっ」とか「いっ」とかやるより「あー」や「いー」と長く発音して比較する方が分かりやすいので長母音にして比較をします。

この理由をわざわざ説明している教本は見かけませんが、こういう理由により長母音で音の説明をしている本ばかりになります。

 

タイ語の真正母音の発音方法

言葉で書くと下記のようになります。

タイ語の真正母音9種の発音方法

ブルー
ブルー

アーとイー以外はいくつかあるのね

だいさん
だいさん

そうだね。日本人には似たような音に聞こえるかもしれないけど、タイ人には全く別の音に聞こえるからはっきり言い分けられるようにしないといけないよ。

 

単語として成り立つには絶対母音が必要なため、とにかく頻出します。初めは全く聞き分けられない言い分けられなく苦労すると思いますが、何度も練習して自分なりに舌の位置や口の大きさなど発生の方法を研究して正しく発音できるようにしましょう。

正しい発音が身につくとだんだんと聞き分けられるようになってきます。

実際の発音を聞いて練習してみよう!

だいさん
だいさん

前回同様ネイティブの発音を聞いて練習してみましょう!

今回は下記3種類の頭子音字をつけて練習します。

日本語にすると同じ表記になるものも全て違う発音です。

まずは言い分けられるようにしましょう!

私の友人のティックさんに上の表を順番に読んでもらってます↓

じっくり聞いて言い訳、聞き分けの練習をしましょう!

今回の内容の説明動画はこちら

前回の声調の練習に関してはすぐに覚える事ができると思いますが、今回の真正母音に関してはなかなか違いが分からない、言い分ける事が出来ないという方は多いと思います。

下記の動画で私なりの発音のコツを説明していますので、なかなかうまく発音できない方は、ぜひご覧ください↓

だいさん
だいさん

ちなみに私にとって一番むつかしかく一番最後に言えるようになった長母音は「ee」の発音でした^^

 

次は余剰母音と二重母音の発音です

いかがでしたでしょうか。

真正母音は非常に大事です。真正母音がきちんと発音できるようになったら、次の余剰母音は二重母音は楽勝です。

逆に言うと次の講座で引っかかるようならもう一度真正母音を見なおした方が良いでしょう。

とにかく日本人には同じ音、非常に似ている音に聞こえても違う音だという理解をしておくことが重要です。

発音記号やタイ文字で書けばわかるように、同じように聞こえる音でも違う音で違う文字なんだという事をはっきり認識しておきましょう。

 

だいさん
だいさん

では次の講座でお会いしましょう!

次のタイ語発音講座へ ↓↓↓
準備中です。

 

以上、「タイ語発音講座2:真正母音9種の発音(長母音と短母音)」でした。

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