前回の「タイ語発音講座4:頭子音14種を練習しよう」に続いて、今回は第5回目という事で頭子音の内、無気温(むきおん)と有気音(ゆうきおん)の発音を勉強します。
これはね。タイ語を勉強する日本人の多くがつまづく所だよ。
僕はクマだし、楽勝かな。
今回学ぶところ
今回は第5回なので下記一番左の⑤のところになります。
四捨五入するともう終わってるよ!
四捨五入はともかくとして、半分終わりました。
分からないところがあったら全部終わってから見直すつもりで、後半もサクッと進みましょう。
有気音と無気温とは?
今回も前回に引き続き頭子音の練習をしていきますが、今回は有気音と無気温という日本語では区別しない音を学びます。
日本語にないため要素のため日本人にはむつかしいため前回の頭子音とは敢えて分けてご紹介します。
で、有気音と無気温ですが、つまり気がある音と気が無い音という事になります。
ハァ?(タイ人っぽく)
空気が出る音といったほうが良いかもね
空気出さずに音が出るわけないじゃん。何いってるの>_<
じゃあ、これでどうだい↓
ハァ?(タイ人っぽく)
有気音と無気温を実際に聞いてみよう!
一応、有気音と無気音がなんであるかは説明したので(?)、実際にどんな音があるのか紹介していきます。
ズバリ、有気音と無気温で勉強する発音は以下、4+4で8種類です!
発音記号を見ていただくと、左の無基音に対して右の有気音はそれぞれに「h」がついたものになっています。
こうする事で無気温と有気音の対比を分かりやすくなっています。
時々、ゴをGやジョをJとして発音記号を記載する教本もありますが、それが間違いというわけではありません。発音自体はGやJの方が近いと思いますが、日本人向けの教本は有気音無気温の対比を分かりやすくするために敢えてKやCを使っているようです。
チャトチャックのJJモール等から考えてもタイ人も普通は英語にするときはจを「J」としています。
では見本として長母音の「アー」をつけて、タイ人に音読してもらったものを見て下さい↓
この動画内で表示している表は下記になります↓
13と14、そして15と16の発音の違いが全く分からない、若しくは微妙すぎるという方もいらっしゃるかと思いますが、それは日本人としては普通です。
有気音の方が少し空気が漏れた「ハー」という音がくっついているように感じませんか?
違いが分からなかく手も大丈夫。自分で発音できるようになってくると、徐々に違いがはっきりと聞こえてくるようになります。
発音記号にも「h」が入っておりわざわざ違いを強調しているように、違う音だという事を意識しておきましょう。
下の「練習」では、色々な母音をつけて有気音と無気温を音読してもらった動画を添付しているので、そちらの方も参考にしてい下さいね。
実際に発音練習してみよう!
今回、勉強した8種類の頭子音の練習に使うタイ語は以下です。
今回もタイ語ネイティブのタイ人にこの表を読んでもらい動画にしていますので、よく見て聞いて参考にしてください。
練習における注意点
- 表の中の色がついている日本語は、発音を注意すべきところです。
- カタカナ表記では仕方なく同じ表記になっているところもありますが、上記の表の中には一語として同じ発音はありません。タイ人には全く違う音に聞こえている事を理解しておきましょう。もちろん発音記号も違ってます。
- 表の右上に「ター」がたくさん続いてますが、音としては同じ発音ですが、声調(音の抑揚)が違っている発音もあるので注意してください。
ネイティブによる発音の動画
私の友人のティックさんに上の表を順番に読んでもらってます↓
動画を見て聞いて、自分なりに違いを認識し、最終的にはタイ人相手に発音して、はっきり発音できているか確認する事をお勧めします。
残念ながらこればっかりは座学や独学ではむつかしいです。
こちらではティッシュを口の前に持ってきて比較してみるという練習法を紹介していますので、なかなかうまくできない人はやってみるのも良いかと思います。↓
次は二重頭子音と疑似二重頭子音に入っていきます。
いかがでしたでしょうか。
今回の発音は日本人にはなかなかむつかしい発音だと思います。
正直、私も始め良く分かりませんでした。
なお、この「有気音・無気温」の区別は韓国語や中国語にもある物ですので、それらの言語をマスターしている場合はすぐに理解できるものだそうです。
逆に言うとタイ語でこれらの違いをマスターしておくと、有気音・無気温の違いがある言語を勉強する時、習得がスムーズになります。
さて次は「二重頭子音と疑似二重頭子音」です。
なんか難しそうだね。
日本語にするとむつかしそうですが、所詮2つくっつけるだけの話なので単音がしっかりしていれば特に問題ありません。
サクサク行きましょう!
以上、「タイ語発音講座5:頭子音8種(有気音と無気温)を練習しよう。」でした。